MMAとムエタイのスターが激突した異例のスペシャルマッチを制したのは、MMAのデメトリアス・ジョンソン(米国)だった。

45戦45勝(32KO)を誇る神童、那須川天心を最も追い詰めた男、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)と、3分4回制のミックスルールで対戦。互いの主戦場のルールを回ごとに交互に変えながら行う特別マッチは、大会のセミファイナルに設定され、大きな注目を集める一戦となった。

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ジョンソンは1回、ムエタイルールでロッタンのパワフルな打撃に苦しんだ。それでも、3分を耐え抜くと、2回、MMAルールでは水を得た魚のごとく躍動した。電光石火の動きで絡み付き、一瞬にしてグラウンドの攻防にいざなうと、チョークスリーパーへ。ロッタンも必死の抵抗を見せたが、力を入れ直した2度目のチョークには、たまらずにタップ。まさにジョンソンの独壇場だった。

試合後は2人で膝をついて正座し、両手を合わせ感謝の意を示していた。