今月17日開催の総合格闘技RIZIN35大会(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場する芦田崇宏(32=BRAVE)が、「前回の負けを忘れさせる試合をする」と意気込んだ。

5日、所属ジムで行われた公開練習に参加し、インタビューに対応。「冷静に勝ちきる」をテーマに掲げた。昨年10月の横浜大会で金原正徳(39=リバーサルジム立川ALPHA)に2回TKO負けした前戦を「テンションが上がりすぎてしまって雑な戦いになった」と反省した。

対戦相手のカイル・アグォン(32=グアム、SPIKE22)については「冷静に戦う選手」と分析。「よりテクニカルなMMAを見せられるのではないかと思っている」とし、実力を発揮できず終わった前回の敗戦を「忘れさせる」と再起を誓った。

レジェンドに金言を授かった。元プロレスラーで総合格闘技プロモーターの前田日明氏(63)に「もっと考えてやってみたら」とアドバイスを受けたことを明かし、「感覚で試合をやっていたのが変わった」。元々、相手の映像を研究するタイプではなかったが、「いろいろな人のアドバイスを聞いて組み立てるようになった」と、2週間をきった試合に自信をのぞかせた。

宮田和幸氏が運営する所属ジムのBRAVEから上田幹雄、武田光司とともに3人で出場する同大会。「BRAVEのすごさを見せられる試合にしたい」。自身の白星で実力を証明する。【勝部晃多】