イタダキマス! BOSJ初出場のアレックス・ゼイン(35)が、10年ぶりBOSJ制覇を目指す田口隆祐(43)の自力優勝の目をペロリと平らげた。

第4試合、ここまで1勝4敗のIWGPジュニアタッグ王者田口と対戦。尻を使った予測不能な攻撃で、数々の強敵を打ち破ってきた曲者だ。だが、試合中盤、自らのアンダータイツをあらわにしてヒップアタックを狙った相手に対しても、全く動じなかった。「イタダキマス!」と日本語で宣言すると、そのまま尻にガブリ。田口は悲鳴を挙げてもん絶した。これで完全に流れを引き寄せると、最後は6分14秒。コーナートップに駆け上がり、シナモンツイスト(コークスクリュー式セントーン)を決めて、3カウントを奪取した。

自身のツイッターで、毎日のようにグルメレポを発信する。必殺技も「シナモンツイスト」「TACOドライバー」と、食べ物の名前から取るほどのグルメっぷりだ。初出場ながら、新日本ファンの心をがっちりとつかんでいる。

バックステージでも「おいしい! ごちそうさまでした。田口のケツは納豆のにおいがした」と、好物の日本食を引き合いに出し、勝利の味をかみしめた。これで4勝2敗の勝ち点8。リーグ1位を猛追し、最後はジュニアの頂きをイタダキマス。