元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(33=帝拳)が76秒殺で約1年ぶりの再起戦を飾った。

WBOアジア・パシフィック同級13位ハルモニート・デラ・トーレ(28=フィリピン)との137ポンド(約62.14キロ)契約体重10回戦に臨み、1回1分16秒、KO勝利。昨年6月、米ラスベガスで元3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と同級12回戦で拳を交え、9回TKO負けを喫して以来約1年ぶりの試合、18年12月以来約3年6カ月ぶりの国内マッチで白星を挙げた。

鋭いジャブを当てると、打ちおろしの右ストレートでダウンを奪取。立ち上がってきたトーレに左ボディーをねじ込み、ダウンを追加し、そのままKO撃破となった。「かなりほっとしています。緊張していたので、無事に勝ててほっとしています。のびのびとボクシングができた」と満足顔。現在、WBC世界ライト級13位にランクされており「ボクも世界を目指して頑張っていきます」と力強く宣言していた。