UFCフェザー級王者アレキサンダー・ボルカノフスキー(33=オーストラリア)が4度目防衛に成功した。挑戦者で元王者の同級1位マックス・ホロウェイ(30=米国)との3度目対決となる同級タイトル戦5分5回に臨み、3-0の判定勝利を収めた。19年、20年の対戦に続き、ホロウェイ戦3連勝。UFCデビューから12連勝に伸ばした。

序盤からプレッシャーをかけてきたホロウェイに対し、左フック、ワンツーで攻め立て、2回には右強打で挑戦者の左まゆを切り裂いて出血に追い込んだ。打撃で上回って5回を戦い抜き、フルマークの判定勝利。V4防衛を成し遂げたボルカノフスキーは「ホロウェイの集中力は素晴らしいものだ。ここ数日間、この試合に向けて自分の頭の中を整えてきた。地元のみんな、みんな自分の足で立って行動を起こしてつかみ取れ」と胸を張った。

ホロウェイを完封した形となり、あらためてフェザー級最強を証明。もうライバルどころか、対戦相手も不在という状況になった。ボルカノフスキーは「まずは、この階級でオクタゴン(金網)の中で戦い続けたいし、それが何より大事。もちろん(同時)2階級制覇のステータスも悪くないが」と他階級王者との対決にも色気をみせていた。