格闘技団体RIZINを主戦場とするキックボクサー皇治(34=TEAM ONE)が、元プロボクシング世界3階級制覇王者亀田興毅氏(35)プロデュースで、プロボクサー福重浩輝(29=KWORLD3)と対戦することが22日、発表された。

8月14日、エディオンアリーナ大阪で開催される315Oファイト3大会で、日本ボクシングコミッション(JBC)管轄外のカードとして組まれる。ルールは大会前には発表される予定となり、キックやバックハンドブローなしのボクシングに近いスタンディングバウトルールになる見通しだ。

RIZINでは故郷の大阪でファイトしている皇治だが、エディオンアリーナ大阪の試合は18年12月のK-1大阪大会で当時のスーパーフェザー級王者武尊に挑戦して以来となる。皇治は「K-1王座に挑戦して以来で思い出の会場。MMA(総合格闘技)、キックとか関係なく、格闘技を盛り上げたい」と意気込みを示した。キックなしというボクシングに近いルールとなる見通しだけに「挑戦になるので、楽しみ。相手はハンペン(福重)くんやけど。ボクシングには自信がある」と不敵な笑み。プロボクシング日本王者クラスとのスパーリングを経験し、手応えがある。

皇治はプロボクサーのライセンスを所持していないため、JBC管轄の試合には出場できない。3150ファイトの亀田ファウンダーは「ボクシング興行とはすみ分けする。会場でもアナウンスするつもり。(メイン)試合終了後、一定の時間をおいて(大会ライブ配信する)ABEMAスペシャルマッチとして行う。JBCとも協議を重ねている」と強調していた。