WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者豊嶋亮太(26=帝拳)が2度目防衛に成功した。

同級13位のフィリピン王者アダム・ディウ・アブドゥルハミド(27=フィリピン)の挑戦を受け、5回0分37秒、TKO勝ち。4回に左フックで相手の左耳を腫れあがらせ、5回に左フックで右目上を切り裂き、さらに左フックで後退させ、最後にパンチをまとめてレフェリーストップ勝ちとなった。

現在は東洋太平洋王座も保持するアジア2冠ウエルター級王者。昨年12月の坂井祥紀(横浜光)との2冠戦で防衛して以来のリングだった。豊嶋は「内容を問われると言いながら、距離感覚を調整できない。王者としてどうなのかという試合になった。いきりすぎて空回りしてしまった。自分を強くしていくためには課題がないといけない。期待していただければ」と謙虚に振り返った。

世界ランキングでもWBC13位、WBO10位に入っている。豊嶋は「久しぶりの海外の選手を迎えて良い経験させていただいた。もう1つ上のレベルにいけるように」と世界へのステップとなるであろう次戦を見据えていた。