プロボクシングの元日本ウエルター級王者で「なにわのターミネーター」の異名で人気だった矢田良太氏(33)の引退式が7日、地元の大阪・枚方市で所属していたグリーンツダジムの興行で行われ、10カウントが打ち鳴らされた。

「地元枚方で引退式をやっていただいたグリーンツダジムの本石会長には本当に感謝しています」と話し、最も印象に残っている試合に「地元で行った日本タイトルの防衛戦。本当にうれしかった」とあげた。

声を詰まらせる場面もあった本石会長は「最も印象に残っている選手」とジムの貢献者としてねぎらった。

現在は高知県の夫人の実家で主に文旦を栽培する農業の修行に取り組んでいるという。「農業で頑張りたい」と第2の人生への意気込みを示した。