新日本プロレスに約2年半ぶりに「大歓声」が帰ってきた。

5日、東京・後楽園ホールにて、コロナ禍初の「声出し可能大会」が行われた。設置された「声出し応援エリア」では、不織布マスク着用の上で、声出し応援が可能とされた。50%の観客制限を設け、これまで通り「声出しなし」エリアも設置しての開催。満員となる700人のファンが詰めかけた後楽園ホールは、大歓声に包まれた。

大会前には高橋ヒロムが声出しをレクチャー。「歓声が帰ってきたぞ!」と盛り立てた。第1試合前に、鈴木みのるの登場曲「風になれ」が会場に鳴り響くと、早くも大合唱が沸き起こった。ツイッターのトレンドには「風になれ」がランクインするなど、ファン待望の大会となった。

この日のメインを務めた棚橋弘至は「うれしくて、うれしすぎて何も浮かんでこない。今日がまた新たな始まりです」と涙ながらに話していた。

なお、6日の後楽園大会も、この日と同様の形式で開催される。