プロボクシングWBAスーパー、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が17日(日本時間18日)、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)との3度目対決を控える。

16日(同17日)に同地の野外会場で前日計量に臨み、スーパーミドル級(168ポンド=約76・2キロ)初戦で167・8ポンド(約76・11キロ)でクリア。アルバレスも167・4ポンド(約75・93キロ)でパスした。

戦前予想ではゴロフキンが不利となっている。海外ブックメーカー(賭け屋)の英大手ウィリアムヒルでは、アルバレスの勝利に1・17倍をつけているのに対し、ゴロフキンは5倍となっている。過去2度の対決でゴロフキンは1敗1分けと結果的に勝てていない。2度目対決から4年が経過し、今年4月にゴロフキンが40歳に到達し、32歳のアルバレスがキャリアのピークであるとみられていることも大きいだろう。

興行主となる英プロモート大手マッチルーム社のエエディ・ハーン社長は「2試合ともに非常に接戦だったことは分かっている。同時に、ゴロフキンは2試合とも勝利したと信じている。一方でアルバレスも2試合とも勝ったと感じている。だが今はそれは関係ない。ただ両者ともに次は勝利を収めたいと考えている」と因縁決着を見守る姿勢を示していた。