プロレスラーの藤田和之(51)が、1日に死去したアントニオ猪木さんへの思いを、目を赤くしながら語った。

元プロレスラーで参議院議員も務めた猪木さんは1日午前7時40分、都内の自宅で心不全のため死去。79歳だった。一夜明けた2日、藤田は猪木さんの自宅へ弔問に訪れた。「僕らの前ではいつも元気な姿。カツを入れていただいた」。涙で声を詰まらせながら、猪木さんをしのんだ。

最後に会ったのは2、3年前。「こういう時期なので、行っちゃだめかなと」。

「猪木イズム最後の継承者」と呼ばれるが「とんでもないです。皆さんが言ってくださるだけ」と謙遜。「出来の悪い弟子ですから。感謝しかない」。師匠への感謝の思いが胸にこみあげてくるようだった。