プロボクシング前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)が12月3日、韓国・仁川で元東洋太平洋スーパーフライ級王者赤穂亮(36=横浜光)とスーパーバンタム級10回戦で激突することが17日、発表された。同日、都内で開催された発表会見でビデオメッセージで登場。「いつでもどこでも俺は戦う。赤穂に勝ったら次は井上尚弥とやりたい」と意気込みを示した。

カシメロは20年4月、米国で井上尚弥との王座統一戦が組まれながら新型コロナウイルスの影響で中止に。21年12月にはドバイでポール・バトラー(33=英国)との5度目防衛戦が組まれながらも胃腸炎のために直前で試合キャンセルとなった。再セットされた今年4月のバトラー戦では減量でサウナを使用したことが発覚し、英国ボクシング管理委員会の医療ガイドライン違反で出場不可とされた。2試合連続の指名試合中止を重く見たWBOから王座を剥奪され、現在はWBOバンタム級2位にランクされる。