元K-1ファイターの総合格闘家平本蓮(24=ルーファスポーツ)が、3戦連続のメインイベンターで急成長を示した。メインイベントの70キロ計約体重ワンマッチで、元DEEPフェザー級王者弥益ドミネーター聡志(32=team SOS)と対戦し、判定3-0で勝利。7月のナンバー大会に続く連勝で、新時代の幕開けを叫んだ。

総合4戦目で「ドミネーター」を相手に、試合を完全に支配した。ガードを下げ、すり足気味のノーステップの構え。終始落ち着き払った様子で弥益と相対すると、自身の距離を徹底した。鋭いパンチでマットに倒しても、立ち上がるまで相手を待つなど余裕も十分だった。

7月の36大会では、鈴木博昭を判定で下し、総合初勝利。その一方、スタンディングの展開で終始したため物議をかもした。この日は弥益の得意とするグラウンドの展開でも高いディフェンス能力を発揮し、総合でのレベルアップを感じさせた。全てで元DEEP王者を圧倒した。

試合後は真剣な表情を浮かべた。「僕は今まで対戦相手でもない選手をたくさん侮辱したり、関係のない選手を巻き込んで悪態をついている。この場を借りておわび…」。これまでの行いを顧みるのかと思いきや、「わけないでしょ! これからは平本蓮の時代です」と、突き抜けた。平本はどこまでもわが道を行く。

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