新日本とスターダムの記念すべき男女混合「ミックスドマッチ」第1戦は、英国出身タッグが勝利を収めた。

第3試合、今年の「5スターGP」覇者ジュリア(28)と、NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント決勝進出を決めているザック・セイバーJr(35)がタッグを結成。前日19日の大阪大会でワールド・オブ・スターダム王座の10度目の防衛に成功した朱里(33)と、トム・ローラー(39)の「元総合格闘技UFCタッグ」と激突した。

タッグワークを含めて先制を許した英国タッグだったが、個々に実力を発揮し、徐々に流れを手繰り寄せた。最後は10分29秒、セイバーJrがヨーロピアンクラッチでローラーを丸め込み、3カウントを奪取。試合後も、乱闘寸前の激しいにらみ合いを続けた。

両団体史上初のミックスドマッチでは、ジュリアと朱里の女子の一騎打ちを止めに入ったローラーが、逆上した2人にボコボコにされるなど、ならではのシーンもあった。ジュリアは「ザック・セイバー・ジュリアどうだったでしょうか? 今日の戦いの続きを見たい諸君は両国に来い。スターダムに来い。分かったか!」と、朱里に挑戦する12月29日の両国大会に向け闘志を燃やしていた。