ゴッデス・オブ・スターダム・タッグリーグが行われ、女帝・舞華と、ジャンボプリンセス・ひめか(25)の“舞ひめ”タッグがAZM(20)、天咲光由(20)組(02line)に勝利した。

まずは舞華と天咲のマッチアップ。20日新日本との合同興行で棚橋弘至を投げ飛ばした怪力をこの日も見せつけ、天咲を軽々と投げ飛ばした。パワー自慢のひめかも強烈な逆エビ固めでAZMを絞め上げる。体格差で優位に立つ舞ひめは2人をコーナーに貼り付け、連続の体当たりから、強烈なショルダーアタックで主導権を握ると、最後はAZMのテクニックをうまくかわし、舞華が逆転の3カウントを奪った。

昨年2月にゴッデス・オブ・スターダム王者となり、2度の防衛を果たすも陥落。今年1月に再挑戦するも敗れ、以降同王座からは遠ざかっている。再び頂点に返り咲きたい2人。舞華は「このタッグリーグがまたベルトを巻くきっかけになる。新しい、パワーアップした舞ひめの姿を見せたい」と意気込んだ。

タッグ間の仲の良さはスターダムの中でも随一だ。舞華は「週8くらいは一緒にいる」と笑みを浮かべた。ひめか手料理を振る舞うこともあるという。「得意な料理は和食。サバのみそ煮とかやさしいものが好き」。チームワークも年々絆が深まっているが、実はよく似たタイプのようで、実際の性格は全部正反対。舞華は「一緒なことはふざけることくらい」と明かした。

この日の勝利で、リーグ戦トップタイの4勝1敗とし、12月4日優勝決定戦(千葉・幕張メッセ)も視界に捉えた。前戦19日大阪大会の高橋奈七永、優宇組に勝利したことで、頂点を狙える実力を確信。「新しい扉が開いた」と語る舞ひめの勢いは、優勝まで止まらない。【渋谷征平】