真正ジムのホープ、小林豪己(23)が無敗で戴冠を果たした。同級1位のマルコ・ジョン・リメンツォ(23=フィリピン)と対戦。9回にダウンを奪うなど圧倒した小林が大差判定3-0で勝利した。小林は戦績を5戦5勝(3KO)とした。

激闘を制した小林は「自分的にはもう少しできたと思うが、結果的に勝ててよかった。自分的には20点、もう少し下かな」と辛口。「反省してこれからやっていきたい」と前を向いた。

「ミニマム級でも、もっとおもしろいボクシングをやっていきたい」と意気込みを語った。兵庫・加古川市出身で、神吉中3年から高砂ジムでボクシングを始めた。相生学院高(兵庫)ではインターハイに出場。芦屋大で全日本選手権ライトフライ級8強の実績を積み、プロデビューを果たした。ここまでは順風満帆。5戦目でタイトルを手にし、一気に世界ランク入りが確実となった。