10月1日に心不全のため79歳で死去した元プロレスラー、政治家のアントニオ猪木さんの弟子にあたる元プロレスラーで、格闘家としても活躍したバルセロナオリンピック(五輪)柔道男子95キロ超級銀メダリストの小川直也氏(54)が、プロレスラーへ怒りの呼びかけを行った。

9日、今月28日に東京・両国国技館で開催する「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」の第2弾対戦カード会見に「令和猪木軍」の総監督として登場。猪木さんの追悼イベントとして行われる同大会に、いまだにプロレスラーの参戦発表がないことに対して感情をむき出しにした。

先月の記者会見でも、RIZINファイターやプロレスラー参戦の発表がなかったことに立腹だった小川はこの日、RIZINファイターの矢地祐介、貴賢神の参戦に「感謝しかないです」と喜びを示した。

だが、会見後の囲み取材では、プロレスラーに対し「本当におかしい。早くしないと(枠が)なくなっちゃうよ。心配じゃないのかな。どんどん言ってきてほしい。なんかおかしいぞ、プロレスラーは」と、首をかしげた。そして「これは『協力』じゃなくて『お勤め』。そこだけははき違えないで欲しい」と強調。語気を荒らげて、早期の参戦表明を呼びかけていた。

同大会は元K-1プロデューサーの谷川貞治氏がプロデュース。スーパーバイザーをRIZINの榊原信行CEOが務めている。