ボクシング前WBC世界ライトフライ級王者矢吹正道(30=緑)が世界前哨戦へ、異例となる試合直前の出げいこスパーリングを敢行した。28日に名古屋国際会議場でIBF同級7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ)とのIBF世界同級挑戦者決定戦を控え、拠点の名古屋市を飛び出して17~21日まで横浜市内のジムで実戦トレ中。19日には横浜さくらジムで日本フライ級12位大保龍斗(28=横浜さくら)と6回のスパーリングを消化した。

試合まで残り10日を切った時期となるが、矢吹は「地元でやれる選手がいなかったのもあるが、出げいこはプラス。家だと子供のお菓子があったりするけれどホテルなら自分で購入したものだけなので」と異例の出げいこを歓迎した。アマ実績豊富なチャコンを警戒しつつ「(世界返り咲きまで)あと2回勝たないといけない」と集中していた。