RIZINで5連勝中のキックボクシングKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者鈴木千裕(23=クロスポイント吉祥寺)が約1年2カ月ぶりのキックルールを控え、広く対戦相手を募集した。KNOCK OUTの3・5代々木大会(東京・代々木第2体育館)で約1年ぶりに同団体興行に復帰する。20日に都内で開催されたカード発表会見に出席した鈴木の対戦相手は現時点で未定となっている。

会見に同席した宮田充プロデューサーによると国内の2選手とマッチメークしていたが、試合決定に至らなかったという。今後は国内外問わずにマッチメークを続け、今月末までにはカード決定する方針。対戦相手未定の現状を受け、鈴木は「『オレこそKNOCK OUT王者を勝てる』というヤツがいるのなら宮田さんに連絡していただければ検討してくれると思う。これをきっかけにオレのこと嫌いなヤツ、倒したいヤツがいれば、かかってこいという感じ。連絡ください」と口調を強めた。

「KNOCK OUTいえばKO以外ない。そこを1番見せたい」と言う鈴木は「僕は王者である以上、誰がきてもいいし、こだわりはない。どうせやるなら本当にマジでKNOCK OUTを見下しているヤツや本当に強いヤツとやりたい。誰でもいい、かかかってこいよ、と選手に問い掛けている」と対戦相手に名乗りをあげるファイターを待ち望んでいた。