総合格闘技RIZINを主戦場に活躍する人気格闘家の朝倉未来(30=トライフォース赤坂)が24日までにYouTubeチャンネルを更新。総合格闘家の平本蓮(24)に対して訴訟を起こすことを決意した経緯を説明した。

2人は2年ほど前からSNSなどで舌戦を繰り広げてきたが、朝倉は「元はと言えば彼が絡んできた」と主張。当初は試合前などに相手を挑発して心理面を揺さぶる“トラッシュ・トーク”だと受け止めてきたが、次第に格闘技以外の話や、無関係の周囲の人を巻き込むようになったとし、「関係のない人を侮辱したり、下劣な感じになってきているので、彼を止めるのには訴えるしかない」と思い立ったと説明した。

格闘家としての平本について「ヤツはめちゃめちゃ才能あると思っているし、実際に強くなってきている」と高く評価。平本から裁判ではなく試合での決着を求められたことについては「リングの上でやりたいんだったら格闘技に関係ない話をツイッター上でやってくるなよ。そのへんは気に食わない」と突き放したが、「全然、格闘技の試合でやりたいし、何だったら。盛り上がるし、もうかるじゃん、俺からしたら」と、対戦に前向きな姿勢を示した。

また、「俺の思う格闘技のトラッシュトークと、彼のトラッシュトークは違っていて、そこを変えて欲しいという俺からのメッセージ。『お前の蹴りは弱い』とか『お前のパンチは俺に当たらねぇよ』みたいなトラッシュトークだったらいいんですけど、全然関係のないただの誹謗(ひぼう)中傷だったりとか、関係のない周りの人間を入れて来たりとか、格闘技に関係のない話を持ち出したりとか、彼はずっと延々とやっている。それは違うんじゃないか、格闘家として」と朝倉。平本との対戦は「どちらにしてもやることになる、近いうちに」と、実現する可能性が高いと推測するとともに、「裁判とリングの上、どっちも勝つ」とした。