プロボクシング日本フライ級王座決定戦が4月1日、東京・後楽園ホールで行われる。プロ4戦4勝で初のタイトル戦に臨む同級7位永田丈晶(25=協栄)は3月31日、日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、対戦相手の同級1位山内涼太(28=角海老宝石)とともに一発でパス。「こんなに早くチャンスを頂いたのでしっかりと戦いたい」と意欲を見せた。

王座決定戦に備えてWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗と約50ラウンドのスパーリングを積んだ。「めちゃくちゃ強かったけど、後半になるにつれて少しずつ自分の動きもできているのかなと思った」と自信を深めた。

毎試合リングサイドで応援してくれた父勝之さんが、昨年11月に大動脈破裂で55歳の若さで亡くなった。「オヤジが今回のタイトル戦を持ってきてくれたのかもしれない。めちゃくちゃ楽しみにしてくれていたオヤジのためにも、頑張ってタイトルを取らないと」。永田はプロ初のベルトを、亡き父にささげる決意だった。【首藤正徳】

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