WBO女子アジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチが3日、大阪・和泉市内で発表された。5月3日に和泉シティプラザで開催され、王者吉川梨優那(21=ディアマンテ)の初防衛戦で前日本女子アトム級王者の伊賀薫(30=真正)が挑む。

「プリンセスをテーマに来ました」と黒の肩を出したドレスに頭にティアラをのせて王者の吉川は登場した。「防衛するのは当たり前。勝って世界に近づきたい」と自信を示した。

挑戦者の伊賀とはスパーリングを重ねてきた間柄でもある。「あまり打ち合わない印象だったが、今回は打ち合う形で挑戦してくれるのかなと思う。どんな展開でも、対応できるように練習しています」と言った。

伊賀も返上した日本王者のプライドを持ち、「(吉川は)若いしパワフル。ガンガン前に攻めてくる印象だが、自分も接近戦の練習ばかりしている。打ち合いに負けないよう戦いたいと思います」と“プリンセス”の言動を真っ向から受け止め、はね返す強い決意を示した。