プロボクシング元WBO世界バンタム級王者で現WBO世界スーパーバンタム級5位のジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)が凱旋(がいせん)マッチで世界ランカー対決に臨む。

13日、フィリピン・マニラで同級10位フィリップス・ンギーチュンバ(27=ナミビア)とのWBOグローバル同級王座(国内未公認)12回戦を控え、12日には同地で前日計量に臨み、両者ともにリミット(55・1キロ)でクリア。カシメロは「今はリカバリー中で、このあとは部屋に戻ってゆっくり休んで寝ます。明日の試合はサプライズでベストパフォーマンスを見せたいのでよろしくお願いします」と主催者を通じてコメントした。

契約を結ぶTBプロモーションによるインタビューでは、2度の体重管理の問題が原因で剥奪されたWBO世界バンタム王座、そして2年前には17歳少女への「性的虐待疑惑」で告発されたと報じられたことにも言及。凱旋(がいせん)マッチを前にカシメロは「この試合をみんなに見てもらいたい。試合を通じて伝えたい。今までいろいろなことがあった。タイトルを剥奪され、やってもいない罪を犯したと言われ、苦難の連続だった。それでも僕はボクシングを続けている。5月13日は全力を尽くす」と口にしていた。