元K-1ワールドGP2階級制覇王者の野杁正明(31=team VASILEUS)が大方の予想を覆し、ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王座を初戴冠した。

野杁はONEフェザー級ムエタイ世界王者の強豪タワンチャイ・PK・センチャイ(25=タイ)と対戦。戦前の大方の予想ではタワンチャイ圧倒的優位が言われており、この日も2Rまでは野杁は手数も少なく、タワンチャイの強力なキックを浴びる場面が目立った。

だが3Rに野杁が至近距離からの左ショートフックで一発逆転のダウンを奪い、さらにパンチでラッシュをかけたところでレフェリーがストップ。3R1分55秒、野杁のTKO勝利となった。

勝利が決まると野杁はコーナーによじ登ってガッツポーズ。その後、セコンドと涙声で喜びを分かち合った。5万ドル(約750万円)のパフォーマンスボーナスも手にし「5ラウンド中に必ずKOすると、僕はチームのみんなとも話をしていたので。チャンスが来たので3ラウンドで行きました」と振り返った。ボーナスの使い道については「家族と旅行に行ってきたいと思います」と笑顔を見せた。

今後は正規王者スーパーボン(34=タイ)との統一戦が待っている。そのスーパーボンはムエタイではタワンチャイに負けており、野杁の王座統一に大きな期待がかかる。

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