<息吹:東京大会>◇11日◇東京・新木場1st

 RING◇427人

 モンゴル初の女子プロレスラー・エスイ(24=本名ボルルマ・エルデネビルグ)が息吹終了を機に引退した。07年1月にモンゴルを訪れた吉田万里子にスカウトされ、5月5日の後楽園ホール大会でデビュー。大きな体格を武器にパワフルなファイトスタイルで活躍した。モンゴルに女子プロレスを広めるという大きな夢を追い続けたエスイだったが「3年やったし息吹が終わるから」と引退を決意。この日は水波綾(仙台女子)と組み、勇気彩(NEO)花月(仙台女子)と対戦し13分13秒、花月を豪快なチョークスラムで沈め、勝利で有終の美を飾った。試合後は「心からありがとうございました」とファンに挨拶。今後はモンゴルに帰国せず「日本とモンゴル、両国の友好に携わることをしたい」という目標のため、まずは日本語学校に通うことが決まっている。