<ディアナ:東京大会>◇17日◇東京・ディファ有明◇794人

 井上京子(41)の女子プロレス新団体「ディアナ」が旗揚げした。東日本大震災の影響で3月21日から延期となったが、会場にはほぼ満員のファンが集まり、新団体の船出を見守った。88年に全日本女子でデビューし、4団体目で初の社長となった京子は、大会前の挨拶で客席を見渡し嬉し涙を見せたが、試合では悔し涙。メーンで勇気彩(29)と組み、伊藤薫(39)佐藤綾子(25)組と対戦するも、佐藤の丸め込みで決勝のフォールを自身が許し、3本勝負を2-1で敗れた。試合後は「悔しい」を連発。「興行は合格点だけど、井上京子は10点」と肩を落とした。しかし、今後については「みんな厳しい時だけど、とにかく練習とプロレス繋いでいくこと。やれることで社会貢献していきたい」と語った。