新日本のG1クライマックスを初制覇した中邑真輔(31)のIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(34)への挑戦が15日、発表された。昨年11月25日になくなった星野勘太郎さん(享年67)追悼記念の、来月19日の神戸ワールド記念ホール大会で行われる。G1優勝決定戦の東京・両国大会から一夜明けた15日、都内で会見した中邑は「やっとG1をつかめてうれしい。もう少し余韻に浸らせてくれてもいいんじゃないかと思うけど、ありがたく挑戦します」と話した。

 6人タッグで戦う27日の3団体合同チャリティー「ALL

 TOGETHER」の後、棚橋がメキシコ遠征に出るため、前哨戦なしでのIWGP選手権となる。「単なる前哨戦より濃い日々をG1で経験している。IWGP戦では負けが続いているけど、挑戦できるということは手を伸ばせばいつでも届く位置にいると、都合のいい勘違いをしている。棚橋がおもしろ空中殺法でも覚えてきてくれれば、度肝を抜かれるんだけど」と話した。