ノアが中国人レスラーの育成に着手する。仲田龍統括本部長は2日、来年1月に予定している上海興行で、中国人の選手をデビューさせることを明らかにした。「上海で興行を成功させるには、中国人の存在が必要」と話し、上海体育局を通じて人選を進めている。条件は(1)上海近郊出身者(2)体力(3)ハングリー精神がある者。アマレス経験者を優遇する。6月中に定員2人で採用を決め、7月から日本の合宿所で約半年、住み込み修業となる方針だ。

 上海興行は、ノア関係者が会場の源深体育館を視察するなど、準備が進んでいる。最近では、ボクシング内藤大助の上海興行が中止になったが、仲田本部長は「上海の弁護士事務所を通じて手続きをしている。会場も押さえてある」と話した。