戦極に早くも「石井特需」だ。北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト石井慧(22)が参戦を表明して1週間後の8日、戦極に新スポンサーが決定した。総合物流企業のセンコーで、推定6000万円の1年契約とみられる。

 同社は5月の「戦極第八陣」パンフレットに広告を掲載しており、石井の参戦表明から3日後の4日にはスポンサー契約することを決めたという。今後はリング上などで企業名をPRすることになり、同社担当者は「石井選手は注目度が高く、ビッグマウスも魅力。急きょ参戦ということで、スポンサーにという話になりました」と説明した。

 石井特需はさらに広がっている。ワイドショーからのインタビューやテレビの出演依頼も急増。石井のデビュー時期は未定ながら、8月2日「戦極第九陣」(さいたまスーパーアリーナ)の先行発売チケットの売り上げも、通常の倍以上と好調だ。戦極の國保取締役は「石井選手効果なのかなと思う。彼の人気、期待度はすごいですよね」と、石井効果をあらためて実感した様子。注目のデビュー戦については「慎重に考えていきます」と語った。