WBA世界バンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が「パッキャオ流」で初防衛成功を目指す。5月7日、大阪府立体育会館で同級14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)とのV1戦を控える興毅は28日、都内の所属ジムで練習を公開。敵の身長が170センチ以上、リーチも182センチ程度あることが判明したことを受け、世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)を参考にする姿勢を示した。

 パッキャオは昨年11月、WBC世界スーパーウエルター級王座決定戦で、身長で11センチ大きいマルガリートに大差判定勝ち。今回、ディアスよりも身長3センチ以上、リーチも12センチ近く下回る興毅は「懐に入ってパンチをまとめる。パッキャオ-マルガリート戦の展開で」と宣言。この日もパッキャオTシャツを着用するなどイメージを膨らませていた。