<プロボクシング:日本バンタム級タイトルマッチ10回戦>◇7日◇東京・後楽園ホール

 日本バンタム級王者の岩佐亮佑(22=セレス)が連続KO防衛を飾った。同級4位の益田健太郎(29)と対戦。開始からスピードとパワーで圧倒すると、7回1分49秒、連打の末、レフェリーストップによるTKOで勝利した。1回KO勝ちした3月の初防衛戦に続く連続KOで2度目の防衛に成功。来年の世界初挑戦に向け、秋には世界ランカーと対戦する。岩佐の戦績は12勝(9KO)1敗。

 次元が違った。岩佐は初回で相手の顔面を赤く腫らした。セコンドからゴーサインの出た6回からKOを狙うと、7回に連打でレフェリーストップによるTKO勝利。それでも王者は「まだ踏み込み切れてない」。11月には世界ランカーと戦い、来年の世界初挑戦が目標。バンタム級にはWBAに休養王者亀田興毅、WBCに山中慎介と日本人世界王者がいる。「世界へ1歩1歩進みたい」と話した。