大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)が、大関豪栄道(29=境川)を突き落として14勝1敗とし、うれしい初優勝を飾った。

 日本出身力士の優勝は、2006年初場所の大関栃東以来10年ぶり。佐渡ケ嶽部屋からは08年夏場所の大関琴欧洲以来の賜杯となった。

 優勝インタビューは以下の通り。

 -ついに幕内最高優勝

 琴奨菊 言葉に表せないくらいうれしいのと、つらいときも、なかなか成績が残せなかったときも、たくさん方に応援いただいて、今の自分がこうして立っていられることがすごくうれしいです

 -ケガで苦しい時期もあった

 琴奨菊 半年くらい前から、続けたトレーニングもあったし、本当にたくさんの応援と声援と師匠の教えのもと、頑張った結果だと思います。うれしいです。

 -勝てば優勝

 琴奨菊 自分の事を一生懸命やって、あんまり考えずに土俵に上がろうと思っていた。毎日のルーティンを続けてくれた若い衆のおかげです。(今日は)1日中ルーティンでした。

 -今場所3横綱を破り、優勝への重圧は

 琴奨菊 やるべきことをしっかりやって、土俵上の勝ち負けよりも、自分の決めたことをやりきるという気持ち。土俵に上がって、自ずと結果が出て、本当にうれしかったです。

 -13日目に豊ノ島に敗れたが立て直した

 琴奨菊 (全勝で)呼吸を止めて我慢していた状態だったので、いちばん豊ノ島とは縁があるなと思います。負けたけど目いっぱいいって自分の相撲を取ったので、次の日につながったと思います

 -花道で豊ノ島が出迎えてくれた

 琴奨菊 「良かったね」と言われて、最高にうれしいです。

 -両親が駆けつけ、いい親孝行できた

 両親には、1番つらいときに壁になってもらって、自分を支えてもらったので、感謝の気持ちしかありません。

 -栃東以来の日本人力士で10年ぶり優勝

 琴奨菊 私の初優勝がたまたま10年ぶりだったということだったけど、今日優勝できてうれしく思います。