“カイセイ”が嘆いた。大相撲夏巡業が4日に行われた東京・立川市は快晴で、気温30度を超える真夏日。

 会場も屋外とあって、いつにも増して熱気に包まれた。朝稽古で幕内力士と5番を取った関脇魁聖(29=友綱)は、引き揚げてくるなり「暑い…もうダメです」と疲れ切った表情。ブラジル出身で暑さも得意なほうだが、自前の扇風機の風も生ぬるく「クーラーが恋しい」と本音を漏らした。

 ブラジルではリオデジャネイロ五輪が目前に迫り、世界的にもお祭りムードは高まるが「全然興味ないです。見るのはブラジルが出ているサッカーの試合ぐらいですけど、別に…。子どものころ、サッカーをさせられて嫌いになりました」とネガティブ発言が続いた。この日は追い打ち? をかけるように、福島・田村市巡業へ向けてバスで5時間の旅が待ち受け「もう考えたくないです」とぼやきが止まらなかった。