横綱白鵬(31=宮城野)は大関稀勢の里を攻め込みながら、痛い2敗目。詰めの甘さを敗因に挙げ「ちょっと止まったね。まあその辺が勝負勘というか。足らないのかな」と全休明けの影響を漏らした。

 この黒星で、昨年まで最長記録の9年連続でマークしてきた年間最多勝が途絶えることが決まった。65勝で首位の横綱日馬富士と稀勢の里に対し、白鵬は59勝。残り5日間を全勝しても届かず、「1場所休んだから、こういう結果はしょうがない」と淡々と話す。

 6年前の63連勝を筆頭に、白鵬は稀勢の里に大きな記録を止められることが多い。難敵との激闘に敗れ「いろいろと勝ったり負けたりしてきたから」とため息をついた。