小結御嶽海(24=出羽海)は、2度目の三役で初の勝ち越しを決めた。

 前頭6枚目千代の国(26=九重)を押し出して8勝目、昨年11月、小結で初三役となった九州場所では6勝9敗で無念の負け越しとなったが、今場所は「三役の壁」を突破した。 

 「ほっとしています。(勝ち越しは)うれしい。自分の相撲が取れたので良かった。体が動いている。前に出る気持ちを忘れずにやっているのがよかったのかな」と声をはずませた。

 下位力士には星を取りこぼすことはなかったが、横綱、大関戦での勝ち星がなかったとあり「まだまだです。横綱、大関に勝てるようにやってきたい」と気を引き締め直していた。