日本相撲協会の玉ノ井親方(元大関栃東)は29日、福岡市の福岡国際センターで行われた番付編成会議後、引退届を出した横綱日馬富士について「スピードは速いし、力強い相撲をとってた。やりやすい相手ではなかったよね」などと話した。

 ただ、日馬富士が両肘などに慢性的な痛みを抱えていた点を指摘し「満身創痍(そうい)は満身創痍だろうね。サポーターもいっぱいしてたから。よくやったと思う」と体調面での苦労を思いやった。

 一方、日本相撲協会から処分が下る前のタイミングで引退を決めたことについては「う~ん、そこはちょっと…」とコメントを避けた。