日本相撲協会は31日、大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、炎鵬(23=宮城野)の新十両昇進を決めた。

 炎鵬は都内の部屋で会見を開き「うれしいけど信じられない感じ。まさかこんなに早く上がれるとは思わなかった」と喜んだ。17年春場所で初土俵を踏み、所要6場所での新十両昇進は、昭和以降1位タイのスピード昇進となった。

 会見に同席した宮城野親方(元前頭竹葉山)も「まさか上がれるとは思わなかった」と驚いた。167センチ、92キロながら関取になった弟子を「体は小さいけど前に出る相撲を取っている。昔から引く相撲を取らないという思いでやっている」と評価。一方で「体が小さいから夜も間食してもらいたい。食べる努力をしてもらいたい」と、課題を挙げた。

 まげ姿も初披露し「恥ずかしいですね。まだ慣れない」と照れ笑い。春場所での目標を聞かれ「まずは勝ち越して、まぐれで上がったと思われないように頑張りたい」と意気込んだ。