大相撲の横綱白鵬(32=宮城野)が、春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)を休場することが決まった。9日、大阪市の部屋で師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が報道陣に対応し「左足親指MP関節側副靱帯(じんたい)損傷で全治3週間」と明かした。

 1月の初場所は両足の親指を痛めて途中休場したが、宮城野親方は「(本人に)聞いたら他のところもやっているということだった。それがどこか分からないけど左足のどこか。右足は大丈夫」と説明した。白鵬は5日に友綱部屋に出稽古したが、その後は部屋で軽めに調整したり、休みに充てたりと過ごしてきたが、この日朝に決断した。この日は部屋の稽古が行われず、白鵬は姿を見せなかった。

 宮城野親方は「足だから1番力が入るところ。残念で仕方ない。本当はここ(大阪)で優勝したい気持ちがあったと思う。本人も頑張って(大阪入り後)最初のうちはやっていた」と話した。春場所後の巡業については「出られると思う」と話していた。