大関豪栄道(31=境川)が、地元大阪で白星を先行させた。平幕の貴景勝を、立ち合いから攻め手を緩めず、押し出した。

 「背が低くて馬力がある。はまったら、一番やりにくいタイプ」という埼玉栄高の後輩に完勝し「立ち合いが良かった分、スムーズにいきました」と満足そう。

 序盤戦を終えて3勝2敗。「それは15日間トータルで考えるから」と気にしていない。ただ、初日から波に乗りきれない展開が続いていただけに「これをきっかけに?」と問われて「そうやね」。優勝争いの期待がかかるご当地場所でもあり、表情を一段と引き締めていた。