大相撲の春巡業は18日、千葉・柏市で行われ横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が稽古土俵に上がった。

 途中合流した12日の埼玉・草加巡業で十両佐田の海と10番取ったが、この日は初めて幕内の豊山を指名。左四つの体勢づくりは当然、まわしにこだわらず下から突き上げるような押し相撲も含め10番とも圧勝した。夏場所(5月13日初日、両国国技館)で平幕上位に上がる170キロ超の24歳を相手に重さも確認。「久々の幕内との相撲で良かったと思う。動きも良くなってきたし、やるべきことをしっかり続けていきたい」と話した。