日本相撲協会は31日、昨年12月の冬巡業中に泥酔して10代の行司にセクハラ行為をした現役最高位の行司である立行司、式守伊之助(58=宮城野)の辞職願を28日付で受理したと発表した。

 もう1人の立行司、木村庄之助も空位で、名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)の番付では1994年春場所以来24年ぶりに立行司不在となる。

 相撲協会は1月の理事会で、伊之助に初場所から3場所出場停止処分を下し、提出された辞職願を夏場所後に受理することを決めていた。伊之助が処分を受けてからは、三役格の式守勘太夫が結びの一番を裁いている。行司の昇進は9月の秋場所後の理事会で検討される予定。