初日から3連勝中だった東前頭6枚目遠藤(27=追手風)が、4日目にして今場所初黒星を喫した。

 最初の立ち合いで時間いっぱいとなり、仕切り直し。2度目の立ち合いで激しく衝突したが、西前頭6枚目千代大龍(29=九重)から右下手をつかみきれず、いなされて体勢を崩し、送り出しで敗れた。初日からの3連勝は幕内では初めてだったが、さらに連勝を伸ばすことはできなかった。

 幕内通算200勝に王手をかけていただけに、悔しい黒星となった。支度部屋で報道陣に囲まれ、普段通り感情を乱すことなく、両目を閉じ沈黙。「ここから切り替えということでしょうか」という質問にだけ反応。ゆっくりと口を開き「そうですね」と短く回答した。