大関高安が劇的に復調した。9日、稽古で幕内阿武咲、朝乃山、栃煌山を指名し、計16番で14勝2敗だった。

 特に前日8日は3勝12敗だった阿武咲を、この日は8勝2敗と圧倒。今回の巡業は初日から休場し、前日が合流初日だったとはいえ、修正能力の高さを見せつけた。阿武咲との連日の稽古は「自分のためでもある」と話し「キップのいい相撲を取っていきたい」と、攻め続ける取り口を目指す。