新元号で初めて行われる夏場所での賜杯へ、大相撲の新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)ら日本人力士が意欲を見せた。

大相撲春巡業が1日、奈良・五條市で行われ2600人の観客が集結。巡業中に新元号「令和」が発表され、貴景勝は「第一印象は高貴というか、きれいだと思った」と好印象を抱いた。夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)に向け「そこ(優勝)を目指す価値があるし、なってみたい気持ちもある」と、早速「令和」初優勝力士に名乗りを上げた。

大関豪栄道は「昭和61年生まれだけど物心ついたときからずっと平成だった」と、1カ月後に幕を閉じる時代に思いを巡らせた。春場所では12勝を挙げ、大関としての務めを果たした。「先場所は踏み込みが良かったから相撲も良かった。(来場所は)毎場所そうだけど、優勝したい」と好調を維持し、令和初、自身2度目の賜杯を狙う。