西十両10枚目の安美錦(40=伊勢ケ浜)が同13枚目の明瀬山を寄り切り、3勝2敗とした。

相手の攻めをしのぎながら、左前まわしをがっちりつかみ、頭をつけて辛抱勝ち。出し投げで崩す場面もあり「左を取った瞬間、動きながら、きめられてもずらしながら相撲が取れた。流れのある相撲だった」と振り返った。

この日は、大関貴景勝の休場が決定。安美錦も膝のケガには泣かされ続けており「せっかく元気だったのにもったいない。今までと違う動きだったからね。押していくのと、あの形では力の入り方が違うから」と思いやった。22歳の貴景勝は、安美錦より18歳も年下。「まだ若いんだから大丈夫。俺だったら致命傷」と話していた。