栃ノ心は関取最重量227キロの逸ノ城を、力とスタミナでねじ伏せた。右四つ、もろ差しと展開し、最後は再び右四つ。

下手投げをこらえ、体力が切れた相手を寄り切った。この日の幕内最長1分11秒3の熱戦を制した。大関昇進直前の昨年夏場所以来、1年ぶりの6連勝に「(腕が)パンパン。でも気持ちいい。我慢してよかった」。陥落した大関返り咲きへ、あと4勝とし、終始笑顔だった。