前頭3枚目玉鷲(34=片男波)が令和最初の金星を挙げた。

立ち合いこそ呼吸が合わなかったが、鋭い踏み込みからの突き、押しでわずか3秒9。全勝の鶴竜を押し出した。初場所優勝から一転、先場所で負け越して平幕へ。だが三役は権利のない金星を目標に掲げてきただけに「令和初というのは(インタビュールームで)聞いて知った。気分はいい。これで(優勝争いが)面白くなったかな」と得意げに話していた。