宮城野部屋の滋賀・長浜合宿が12日に始まり、平幕の炎鵬(24)が観客約300人を何度も沸かせた。

最も盛り上がったのは、横綱白鵬との三番稽古後のかわいがりだ。ぶつかり稽古で何度も転がされ、やっと終わったと思えば、約30キロのサンドバッグを使った下半身トレーニング。息を切らしながら、チャレンジするたびに拍手が起こった。

「いや~最初の1番やばかったッス。あんなガツンと来るなんて」。横綱との三番稽古の1番目で、軽く吹っ飛ばされたことをこぼしたが、表情は笑顔。新入幕の夏場所13日目の明生戦で痛めた右太もも裏にもサポーターはなし。たっぷり体をいじめ抜ける状態がうれしそうだった。