西前頭7枚目友風(24=尾車)が兄弟子の思いも背負い、自身初の初日から4連勝を飾った。

先場所10勝の志摩ノ海に、左右からのど輪を繰り出して一気に押し出し。「原因は分からないけど初日から自然に体が動いている」と自身も驚く好調ぶりを維持している。

かつて付け人を務めた幕内の嘉風が、右膝の負傷で休場。普段は稽古場や支度部屋で助言をもらうが、今場所は行きと帰りの車でそれぞれ約20分間、電話でやりとりする。「(嘉風とは)もう恋人みたいに連絡している。あの人の言う通りにしていたからここまでこれていると思っている」と絶大な信頼を寄せる。

17年夏場所の初土俵以来、負け越しを知らない24歳は「嘉関に『俺のもどかしい分も頑張ってほしい』と言われたので、2人分頑張りたい」と力強かった。