大相撲秋場所(8日初日、両国国技館)を前に時津風一門の連合稽古が2日、国技館内の相撲教習所で行われ、一門外の東前頭筆頭北勝富士(27=八角)が参加。横綱鶴竜と相撲を7番とった。

実は前日1日に時津風部屋に出稽古し、居合わせた鶴竜から、この日の連合稽古に誘われていたという。教習所にある3つの土俵のうち、端の土俵で他の力士と4番とった後、鶴竜が中央の土俵に上がったのを見て、スルスルッと接近。「横綱と稽古できるチャンスはそうそうない。待機していたら、呼んでもらった」と相撲を7番とり、1勝6敗。締めのぶつかり稽古では胸を出してもらった。

「横綱の圧力、はたきを体に覚えさせようと考えてました。最初の1番はいい相撲だったし、その次には勝てた。長期戦になるとダメだけど、本場所は一発勝負。しっかりやれば…」と秋場所に向け、イメージを膨らませていた。